第18回公演「A FAREWELL TO GERMS」 of 演劇レーベルBo-tanz舞台記録ページ

萬スタジオBACK UPシリーズ2001年選抜大会参加
作・演出:花田智

出演:高橋 彰規/木村 淳/たにざわすみえ/花田 智/
   羽鳥 友子/深澤 幸太/原 麻理子/山口 浩正/
   八尾 光弘/酒田恵美子/川上 琢史/鈴木サエ子/
   岩村 美香
   千葉いづみ(アコースティック・アライヴ)/西村 亮/
   木下昌直(セキ・ドゥ)/岩永 智(セキ・ドゥ)

技術監督/吉田 貴行
舞台監督/藤田 修宏(S-company)
照明/松本伸一郎
音響/畠山 慎一(SOAP)
映像/electro-cute(チバ+スミ)
衣裳/上田まゆみ
舞台美術・小道具/D.G工房
イラスト/タネ シゲヒコ
制作/近藤 澄江、矢作 勝義 
企画・製作/演劇レーベルBo-tanz
協力/セキ・ドゥ

日程:2001年7月12日(木)~7月16日(月)

会場:大塚 萬スタジオ

あまりにも純粋な愛・・・・ そして透明な暴力・・・・
その時、地下都市にステリルたちの慟哭が木霊する・・・
地上に平和をもたらすために、私が来たと思うな。平和ではなく剣を投げ込むために来たのである。
私が来たのは、人をその父と、娘をその母と、嫁をその姑と仲違いさせるためである。
そして家の者が、その人の敵となるであろう・・・          (Matthew,10:34-36)

環境汚染物質の大規模な漏洩により海も空も死んでしまった地球。
内分泌攪乱物質の蔓延はすでに人類の未来を奪い去るところまで来ていた。
人類は安全な地下都市に蟄居し、その間に地表面の環境を浄化しようというのが、
政府が打ち出した「最善策」であった・・・
Geo-front ER21は試用運転のために建設された地下居住地区である。
200名の人間を収容可能、居住者は外部との交渉無しに独立して生活を営めるようになっている。
すでに工事は終了し、入居者を待つばかりであった。
その完成披露レセプションの日に、ステリル達によりクーデターが勃発しER-21は占拠された。
ステリル、すなわち内分泌攪乱物質によりDAN・遺伝子に損傷を受け子孫を残せなくなってしまった
者達による、政治的、反社会的なクーデターであった。
しかし、このクーデターはあっけなく終わり、ステリル達の存在は歴史の闇へと葬り去られた。
ジャンクメタルシリーズ三部作の第一部「ステリル」のオープニングに描かれたクーデターの
裏に潜んだ、社会的・政治的、そして人道的な問題を深く掘り下げる
ジャンクメタルシリーズ三部作の序章と言える作品である。

IM160014.jpg撮影:丸山智IM170025.jpg撮影:丸山智

チラシ表画像チラシ表
チラシ裏画像チラシ裏

IM160012.jpg撮影:丸山智

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